陸上競技部 >> 佐藤選手 インタビュー


福岡国際マラソンを終えて

 福岡国際マラソン選手権大会で3位に入賞した佐藤 敦之(さとう あつし)選手にインタビューしました。


 インタビュー

 福岡国際マラソンを走り終えた,今の感想を聞かせてください。

この1ヶ月間,ずっとプレッシャーがかかっていました。今はその重圧から解放され,ホッとしています。

 「駅伝の佐藤」から「マラソンの佐藤」へ進化したレースだったと思います。今回のマラソンで結果を出せたのはなぜでしょうか。

マラソンに対して神経質にならず,自然体で臨めるようになったからだと思います。
それと,自発的に取り組めるようになりました。

 自発的とは。

マラソン挑戦の初期段階では,坂口監督からマラソンの基本を学びました。今は,これまでのマラソンで失敗や成功を繰り返してきた経験を活かして,自分から練習を組み立てるようになりました。自分で乗り越えて行ける自信がついたと思います。

 以前は「鬼の形相」で走っている印象でした(笑)。しかし,今回の福岡国際マラソンでは,リラックスした表情が印象的でした。

佐藤 敦之選手これまでは,「リラックスして走ると失速するのではないか」という思いが強くて,リキんで走っていたのだと思います。しかし,リキんで走ると結果が出ていなかった。今回は,リキまず走ることができたので良かったと思います。
特に,40kmを過ぎてからリキんで失速しないように心掛けました。
また,10月のハーフマラソンで日本記録を更新したことも大きな自信になったと思います。今まで何の肩書きもなかった自分でしたから。

 北京オリンピック,男子マラソン代表の有力候補に名前が挙がっています。これからの目標を聞かせてください。

まずはスピードを上げたいと思います。1万mの自己記録を10秒から20秒は縮めたいです。

 最後にESSCの皆さんへメッセージをお願いします。

沿道やテレビの前で応援していただき,ありがとうございました。期待を裏切ってばかりでしたが,やっと期待に応えられたような気がします。ニューイヤー駅伝では,チーム一丸となって2連覇を目指しますので,これからも応援をお願いします。


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